鍼治療の発明は古代中国でして、その後3000年、鍼の形状も増え、治療方法は 経験や経穴(ツボ)経絡(ツボを繋ぐライン)や陰陽論や五行論というものと結びついて鍼治療が発展してきました。

そして、
経穴(ツボ)→トリガーポイントの好発部位はツボと70%が一致します。
経絡→主要血管 神経 リンパ 機能的構造 筋・筋膜の走行とほぼ一致します。 
陰陽論 五行論 → すべてのバランスの概念。季節によって体調の変化は当然のこと。交感神経と副交感神経のバランスなど。

さて、鍼灸は東洋医学なのか西洋医学なのか?!
何をもって東洋医学とするのか、西洋医学とするのかでも変わるのですけどね。
当然、発祥地域から東洋医学に属します。
でも、科学ベースの医学を西洋医学とするなら、今の科学的に解明されたことが多い鍼灸治療も属すると思います。

ま、そんなわけで結論は両方ですね。
同じ人体を、クオリティオブライフという同じ目的のところへ導くわけですから似た考え方や同じ理論にたどりつきます。
今は、西洋医学は歴史が浅く、医原病・副作用等の問題も多く、EBM(根拠に基づいた医療)が普及したのも最近なので問題は多いですが
結局、東洋も西洋も関係なく効果のあるものを取り入れて発展させることで、すばらしい未来の医療ができると思いますし、すでにそういう流れになってきていますね。